No.67:A LONG VACATION from Ladies / VA

 UNIVERSAL SIGMA UMCK-9304 / CD 2009

珍しく新譜!、発売間もないアルバムですよ!!

1981年に発表された、大瀧詠一「A LONG VACATION」は、楽曲、アレンジ、エフェクト処理、構成、ジャケットと、個々の素晴らしさはもちろん、アルバムとしての完成度の高さときたら、いまだに色あせることなく、いつ聞いてもご機嫌にさせてくれる超名盤(と思っている)

そんなアルバムをトリビュート、それも女性ヴォーカリスト10名によって・・・、なんてこと考えるのは無謀?!
そんな大胆なことをやってしまったのが、井上鑑という方。

どんな風に切り込んだのかな?、と興味津々で聞いてみた。
・・・・う〜ん、もう1回、そしてもう1回と、繰り返し。

そう、あまりにもオリジナルの印象が強すぎて、違和感が先走ってしまうから。
そうこうしているうちに、この無謀さが楽しくなってきた。
これはこれ、いいじゃないさ!ってね(笑

・・・案の定、ネットの世界では賛否両論!!
賛の方は、これはこれと楽しんで・・・
否の方は・・・・オリジナルアレンジに囚われていたり、知らないボーカルへの違和感だったり、アルバムのトータル性の無さに突っ込んだり、要はオリジナルとの比較論。

個人的にはよく考えたアレンジだと思いますよ!
大貫妙子今井美樹尾崎亜美も自分しているし、ちょっと楽しみにしていた金子マリさんはやはりマリさんだし・・・・当たり前か!(笑

「FUN×4」に出てくる“散歩しない”ってフレーズの台詞、オリジナルでは太田裕美なんだけど、このアルバムは逆バージョンなのはシャレ?。歌っているのは太田裕美で、例のフレーズは・・・・誰?。クレジットにはby wonder whoと記されているけど・・・・想像しちゃおう(笑

いわゆる名曲をカバーしようと思った時、良くも悪くも、このようなアプローチは参考になりますね!
そして、チャレンジするハートに拍手!!

全体通して聞くのと比べて、第1印象は先入観に囚われやすいかもしれないけど、レコード会社のサイトでダイジェストが聞けます。さ〜て、誰がどの曲を歌っているでしょうかね!

http://www.youtube.com/user/universalmusicjapan#p/search/0/Z_zHIqkg8kY