No.72:NEVER CAN SAY GOODBYE / Traincha

 EMI MUSIC JAPAN TOCP-70838 / CD 2010

国内盤が発売された5月5日以降、主要CDネット通販サイトで話題となっているアルバムがこれ!
マイケル・ジャクソンのアコースティックカバーアルバムなんだけど、各サイトでの取り扱いはJazz部門。

そんなミュージシャンは・・・クレジットに書かれている名前はふたつ
トレインチャ・・・・だれ??
レオナルド・アムエドというジャズギタリスト・・・・だれ??
って感じだけど、試聴したら良かったので即買いです(笑

トレインチャ・・・オランダの歌姫だそうです
マイケルのオランダ公演でオープニングアクトを努めたそうで、大好きなマイケルの訃報に向き合い、愛情を込めて自宅ゲストルームでレコーディングしたそうな。彼女自身「トリュビュートではない、マイケルへの思いをたた閉じ込めた」と、クレジットにコメントしています。選曲からもだけど、ボーナストラックのタイトル「He's Out Of My Life」(オリジナルタイトルは「She's Out・・・」)などにも、その思いは感じられます。そして、隠しトラックに納められているのが、マイケルの追悼式で歌われた「Smile」で、これがまた良いのです!

基本的にはボーカルとアコースティックギターによるサウンド造り。
そこに少し加えるエッセンス・・・コーラスをオーバーダビングし、曲によってはバッキングのアコースティックギターにエレキやシンセを少しだけ重ね・・・ってことで構築された宅録!なサウンド
マイケルのボーカル&サウンドから伝わるイメージは強烈だけど、楽曲を純粋に噛みしめて自分スタイルで再構築すれば、こうした表現もできるんだよね!、って感じを受けました。
それとともに、楽曲の素晴らしさが、繰り返し聞くほどに感じられることも確かで、良い曲はシンプルに歌ってもやはり良いのです!

聞き手とマイケルとのスタンスによって感じ方は違うと思うけど、このアプローチスタンス、私は好きですね〜!