No.47:Roger Nichols & Paul Williams SongBook / オムニバス
最初にアルバムタイトルを見たときは、カーペンターズのアルバム?って思いましたが、クレジットを見るとカーペンターズのカの時も無いじゃないの(笑)。
作曲家ロジャー・ニコルズと作詞家ポール・ウィリアムズのコンビによる作品集です。
収録曲をみると有名なものが多数ありますね。ポップでメロディが美しく、リラックスして聞ける曲のオンパレード、オムニバスなれど聴き応え十分、良質のアルバムです。
多数のヒット曲があるので、長くコンビを組んでいたように思えるけれど、このコンビによる活動期間は1968年から2年間程度とのこと。この短期間でよくこれだけ!って感じです。
確かに、曲ができる時ってのは思った以上にあっさりできるし、できないときは何やってもできないものね。彼等も、お互いの波長が上手く合って、それぞれの引き出しに蓄えていたものが溢れでたのでしょうね。
収録されているバージョンはオリジナルヒットもしくはカバーで、レコード会社が多数に渡るため、カーペンターズをはじめ、この人のカバーを!ってのが収録できない等、相応の制約はあったようですが、かえって強いアーティスト色が付かなくて良かったように思います。
それにしても、カバーバージョンの多い曲がたくさん。17曲目の愛のプレリュード(ビル・メドレー)なんぞは、な〜んと約200ものカバーバージョンがあるそうな。う〜ん、そんな曲を書いてみたいものですね。