No.55:NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN / ミシェル・ペトルチアーニ

 FDM 46050 369312 / CD 2009

ミシェル・ペトルチアーニ
その名前と演奏はチラッと耳にしていたけれど、どんな方なのかは、最近まで知らなかった。

とある筋から評判を聞きつけ、速ネットで探したら、取り寄せで運良く入手できました。
(フランスのレーベルなのですね)

で、ジャケットを見てビックリ!!
この身体で弾けるの??
先天性骨疾患のために身長は1m程、普通のピアノだとペダル操作できない・・・

しかし、音を聞いて更にビックリ!!!
コレは良い!!
タッチが強力で音が太い、それでいて重くなく、スピード感に溢れキレがよい。
かといって豪快な演奏ではなく、音色とメロディを活かした深みに繊細さを感じる。

ベースの『ペデルセン』も良い!!
ふたりが楽器で会話しながら音を楽しんでいる空気感がよい。

2枚組のライブアルバム、後半になればなるほどクールに熱い!!
会場にいた人たちは幸せだ!、ワインを美味くしてくれる演奏だよ!

残念ながら両名とも故人ですが、この音に出会えて良かった。
今年のベスト盤候補登場!!!

ちなみに、こちらはソロ演奏のCaravan。



本記事は「瓢箪なまず」2009年4月20日から転載、加筆しました。